どれくらい「おまけ」なら「おまけ映像」に数えるのか?
私がいただくご意見の中でダントツに多いのが、映画のおまけ映像についてです。よくあるメールは「このエンドクレジットには何のおまけもありませんでしたよ」というもの。それに対して、私はたいていこう返信します。「おまけはありますよ。クレジットが終わるまで待つと鳥のさえずりが聞こえて、それが……映画の中の何かと呼応しているんです」
何をおまけと数えるかについて、みんなの意見が一致するわけではないことはわかっています。でも、私たちの仕事はそれを皆さんにお知らせすることです。そこで、おまけ映像の項目に「あり」をつけるかどうかを決める、基本的なルールを作りました。
- シリーズの次回作の内容をほのめかす、昔ながらのおまけシーン。(たいていの人がおまけと聞いて期待するのはこれです。)
- NG集、インタビューなど。
- あらゆる種類のイースターエッグ(隠し要素)。
- 実話をもとにした映画で、実在の人物の写真が出るもの。
- 音楽以外の効果音(本当に、ものすごくさりげない場合もあります)。
- クレジットとは関係のない画面上の文字。たとえば、伝記映画で実在の人物がその後どうなったかを伝えるテロップなど。
簡単に言えば、おまけとは「ふつうに流れるだけのクレジット」以外のすべてです。ただし例外として、タイトルクレジット――主要キャストやスタッフのために用意されることがある、凝ったデザインのクレジット――はおまけに数えません。とはいえ、タイトルクレジットの中で何か情報が加わったり物語が続いたりする場合は、これも例外扱いになります。
お伝えしないこと
おまけがあることはお伝えします。おまけがおおよそいつ流れるかもお伝えします。たとえば「クレジット開始から約2分後に、続編をほのめかすおまけシーンがあります」のように。でも、何が起きるかはお伝えしません。「デッドプールが過去にタイムスリップして、『グリーン・ランタン』の脚本を読み終える前のライアン・レイノルズを始末する」なんておまけ情報を目にすることは、決してありません。
「2秒間の音声だけのおまけがあります」くらいまでは言います。でも、それ以上細かいところには踏み込みません。
おまけの歴史
もともと私は、かなり単純に、おまけシーンがあればおまけありとしていました。(そりゃそうですよね。)ところが、ある映画で――何の映画だったか忘れましたが、コミック原作でした――クレジットの最後に妙な音が入っていたんです。私は気にも留めませんでした。この映画はおまけなし。これで仕事は完了。
ところが、そこからメールが届きはじめました。それも大量に。内容はだいたい「コミックを読んでいれば、あれがなんとかの音で、続編の悪役がかんとかになるって意味だとわかるはずです」というものでした。
そこで考え直すようになりました。観る映画すべての設定や裏話を知っているなんて無理な話なので、私が見落としてしまうことはたくさんあります。このとき、映像ではないおまけも数えることにしたのです。こうして今のルールにたどり着きました。
おまけが誰が見てもわかるおまけシーンだったときに、私がどれほど嬉しいか、皆さんには想像もつかないでしょう。(私の人生を必要以上にややこしくしないでくれる監督・編集者の皆さん、ありがとうございます。)そして一方で、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のようなおまけもあります。間違いなくおまけには数えられるのですが、たった2秒の音だけなんです。本気ですか? ほんのちょっとでも映像を入れてくれれば一目瞭然だったのに。でも違うんです、この監督は私の仕事を必要以上に大変にしたいんです。というわけで、私はこうしてこの記事を書いていて、皆さんはこのおまけみたいな話を読んでいる。世の中が不完全なばっかりに。:-)
おまけ映像は?(タップして確認)
トイレダッシュ (RunPee) アプリでは長年、おまけありなら緑のチェックマーク、おまけなしなら赤い「!」マークの画像を表示していました。その下に「タップして詳しく見る」というメッセージ付きで。
問題は、みんなアイコンだけを見てそれで判断してしまうことでした。クレジットの最後まで待っても期待していたおまけがなく、そして私のもとにメールが届く。私はすべてのメールに返信しているので、私の仕事がまた増える。やったね!
でも、改善しました。今では、ボタンをタップしないとおまけがあるかないかわからないようになっています。そしてボタンをタップすると、もう少し詳しい情報が表示されるので、そのおまけが残って観るほどのおまけかどうかを判断できます。
