トイレダッシュ (RunPee) の評価基準
トイレダッシュ (RunPee) のすべての映画には、ダッシュタイムと並んでA、B、C、D、Fのアルファベットの評価がついています。誰が評価しているのか、それぞれの評価が何を意味するのか、どう読めばいいのかをご紹介します。
評価の段階
米国の学校の成績表と同じです。Aが最高、Fは不合格、そしてEはありません。 それぞれの評価にはプラスやマイナスもつくので、実際には5段階よりずっと細かく分かれています。
ひと目でわかるように:
- A:そのジャンルの最高峰。わざわざ映画館に足を運ぶ価値あり。
- B:良い。ポップコーン映画としての最高点。チケット代は無駄になりません。
- C:まさに平均的。観てもいいし、観なくても損はなし。
- D:平均以下。映画館のチケットを買うほどではありません。
- F:何もかもが失敗。観ないでください。
星の数に換算すると
5つ星で考えたい方のために、おおよその換算です。
- A+:星5つ
- A:星4つ半
- A−:星4つ
- B+:星3つ半
- B:星3つ
- B−:星2つ半
- C+:星2つ
- C:星1つ半
- C−:星1つ
- D以下:星半分から、星なしまで
この換算はあくまで目安です。私たちが実際に使っていて、アプリにも表示されるのはアルファベットのほうです。
私たちが自分たちに課しているラインがひとつあります。
C−より下の映画には、映画館のチケットを買うことはおすすめしません。
観るなという意味ではありません。映画館で観るほどではない、という意味です。チケットを買うだけではなく、2時間と、映画館までの往復も費やすことになるのですから。
A:そのジャンルの最高峰
この評価が誤解されないよう、まず最初に。私たちはジャンルの中で評価しています。 ホラー映画と伝記映画を同じ物差しでは測りません。Aは「今年いちばんの映画」という意味ではなく、「この種類の映画にできることを、この作品はとことんやり切った」という意味です。
A+の映画には、いくつか共通点があります。
- もちろん欠点はあります。でもどれも小さすぎて気にならない。 ストーリーにも、登場人物にも、設定が成り立つかどうかにも影響しません。
- 心が動く。 笑ったり、泣いたり、座席で拍手したくなったり。何にせよ、何も感じないまま劇場を出ることはありません。
- 映画の作り方が変わっていても、奇をてらっているようには感じない。
- 演技が揺るがない。重みが必要なところには重みがあり、笑いの間は一拍まで完璧で、あるいはただ、すっかり信じさせてくれる。
- そしてもうひとつ、うまく言葉にできないもの。一種の輝き。 これ以上ぴったりの言葉は見つかりませんが、観れば誰でもわかります。
Aは、その最後のひとつが欠けた、とても良い映画です。悪役が少し弱かったのかもしれないし、エンディングがいまひとつ決まらなかったのかもしれません。ほかはすべて素晴らしいのに、輝くところまではいかなかった作品です。
ひとつ、はっきり言っておきたいことがあります。特殊効果だけで評価が上がることはありません。 どれほど壮大なスペクタクルでも、それで評価は決まりません。決め手になるのは、心を動かすものです。
これまでにA+をつけた映画には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『1917 命をかけた伝令』、さらに古い作品では『ジュラシック・パーク』や『ジョーズ』があります。
B:ポップコーン映画としての最高点
実際に多くの人が観に行く映画の大半が、ここに入ります。
B+はとても楽しめる映画で、賞レースや誰かの年間ベスト10を狙う野心はありません。ストーリーの粗はあまり問題になりません。十分に楽しければ、その楽しさが粗を帳消しにしてくれます。
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』とその続編は、典型的なB+です。ストーリーだけを取り出せば新鮮味がなく先も読めるし、作品全体が「違う体に入ってしまった人たちが、ばかばかしい状況でじたばたする」というひとつのアイデアで成り立っています。それでも、キャストの掛け合いが本当に楽しく、映画は温かく、相性も本物です。
Bは標準的なポップコーン映画です。好感の持てる登場人物が何人かいて、パンチの効いたアクションシーンがいくつかあり、そして暗黙の了解がある。ありえなさも込みで楽しむもので、観客もそれをわかっていて、それを観に来ている。
その最たる例が『ワイルド・スピード』シリーズです。車が飛行機からパラシュートで降下して、そのまま山道でカーチェイス。アブダビの高層ビルから車で飛び出して、隣のビルに突っ込む。誰も、作った本人たちでさえ信じていません。でも楽しいので、減点にはなりません。
B−は楽しめるけれど、駐車場に着く頃には忘れている映画です。見せ場が悪いわけではなく、ちょっとばかげすぎていて映画から気持ちが離れてしまうのです。ありえなさは同じでも、Bは笑わせてくれて、B−は冷めさせてしまう。『カリフォルニア・ダウン』がここに入ります。
C:いちばん書くのが難しく、いちばん正直な評価
Cは釣り鐘型の分布のちょうど真ん中です。観られるけれど、あまり心は動かないし、こちらに多くを求めてもこない。
C+がいちばんもどかしい評価です。良い映画になれたはずなのに、あと一歩届かなかった。キャストがかみ合わない、配役ミスがある、良い俳優がそこそこの脚本をつかまされた、あるいは監督がすべてをまとめきれなかった。「惜しかったなあ」という小さな後悔を抱えて劇場を出ることになります。
Cはど真ん中です。こういう映画にも使いみちはあります。明らかにギャラ目当てで出ているスターを観たいときもあるでしょう。シリーズを3作追いかけてきたから、どんなに出来が悪くても4作目は観ないと気が済まないこともあるでしょう。あるいは、本当にほかに何も上映していないこともあります。
C−は平均を少し下回るものの、不合格ではありません。観る価値はありますが、映画館で観るほどではない。 配信で観るならちょうどいい選択です。ファンサービス的な続編や、手堅いけれど印象に残らないスリラーがよくここに入ります。
Cについては作品名を挙げません。多すぎますし、ひとつだけ名指しするのはフェアではないからです。
D:損をした気分で劇場を出る
Dは「ひどすぎて逆に楽しい」ではありません。お金を払って、2時間座っていたのに、来るんじゃなかったと思いながら劇場を出る映画です。
映画が失敗する道は恐ろしいほどたくさんあります。演技、配役、演出、設定、脚本、音楽、相性、世界観の作り込み、雰囲気、特殊効果、説得力のない悪役、盛り上がらないクライマックス、見せ場、つじつま、セリフ、そして続編の布石のために前作を書き換えてしまうこと。Dの映画は、たいていそのいくつかで同時に失敗しています。
D+はひどいけれど、何も得るものがないわけではありません。あまりに奇妙なひどさで、わざわざ面白がって観に行く人がいるような映画も、たいていここに入ります。
D−はさらにひどい評価です。ここまで来ると、私たちのアドバイスは「映画館のチケットは買わないで」ではなく「時間を使わないで」になります。
F:完全な失敗
Fは、がっかりする気持ちしか残しません。良い俳優が出ているかもしれないし、普段は信頼できる監督の作品かもしれません。それでも全体としてまったく成り立っていないのです。
F−は取り柄がひとつもなく、そのうえ観ていて不快なことも多い映画です。「ひどすぎて逆に楽しい」にすら届きません。 それには思いがけない愛嬌のようなものが必要で、F−の映画にはそれがありません。
『バイオハザードV リトリビューション』は、私たちがFをつけた映画のひとつです。
正直にお伝えしておくと、私たちがFをつけた映画の中には、批評家にはかなり評判の良い作品もあります。 たとえば『ウィッチ』や『ライトハウス』です。評価を変えてはいませんし、批評家が間違っているとも思っていません。私たちの評価は、たくさんの映画を観ている少人数のグループがつけたもので、少人数のグループには好みがあります。そのぶん、物差しは毎年変わりません。ご自身が観た映画について私たちの評価をいくつか読んでみれば、私たちのB+があなたの感覚のどのあたりにあたるのか、すぐにつかめるはずです。
私たちのレビュー
評価のほかに、レビューも書いています。書いているのはプロの批評家ではありません。トイレダッシュ (RunPee) の Peep、つまり映画館の座席でダッシュタイムを見つけている、あのメンバーたちです。
レビューには3つの種類があります。
- 新作レビュー:公開直後に書くもの。主に全国公開の作品で、レビューの大部分がこれです。
- 再鑑賞レビュー:あえてもう一度観る映画のレビュー。名作もあれば、じっくり観直す価値のある最近の作品もあります。1回目はストーリーを追うので精一杯ですが、2回目はそれ以外のすべてに目を向けられます。
- 初鑑賞レビュー:見逃していた古い映画を、今になって初めて観るもの。世間ではとっくに評価が定まった作品ばかりです。まっさらな目で観た人は、何を語るのでしょうか?
ネタバレはしません。どうしてもストーリーに踏み込む必要があるレビューには、冒頭でそうお知らせします。
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